Junior Wells
Hoodoo Man Blues(1964)

A-1「Snatch It Back And Hold It」のイントロのジャーンというギターにノック・アウト!Jack Myersの不気味なベースにもお手上げだ。目の前で唄い囁くジュニア・ウエルズの低い声が生々しい。もちろん1957年製ストラトキャスターをパキパキした音で弾くバディ・ガイのギターも素晴らしい。基本中の基本だ。

Blossom Dearie
Sings Vol.1(1973)

殆どの曲をブロッサム・ディアリーが弾くフェンダーローズとベースとドラムの3人で演奏。彼女のアルバムは殆ど持っているが彼女自身のレーベルから出したこのアルバムが最高。Verve時代のレコードは評価が高いがこのアルバムを取りあげる人は少ない。今一番CD化を希望する作品。

J.J.Cale
Naturally(1971)

1曲目「Call me the Breeze」はいきなりリズムボックスから始まる。格好良い!こんなの有りなんだ。力まないで自然体。仙人みたいだ。殆どの曲が呟くようで同じ音程のボーカルトラックを重ねているのが特徴。「After Midnight」と「Cocaine」だけの人と思って聴かないのは大間違いで痛い目をみる事になる。

Wilko Johnson
Call It What You Want(1987)

内容も素晴しいがジャケットも素晴しい。プレイヤー紙の"ギターがジャケットに載っているアルバム特集"に選ばれなかったのが不思議でしょうがない。このジャケット写 真参った!表も裏もイカしてる。A面がlive sideでB面がstudio sideになっている。タイトルはB-1「Messin' With The Kid」の歌詞からだと思われる。ウィルコ、降参だよ。

Yellow Magic Orchestra
Yellow Magic Orchestra(1979)

初めてラジオの日本放送で聴いて次の日に学校で興奮して話すが隆一以外誰も知らなかった。 インベーダーゲームは未だによくやるゲーム。夏に香取線香をつけながらこれを聴くのが毎年の決まり事になっている。

Dominique Lawalree
Clandestin(1981)

秋から冬の夜更けに一人でこっそり聴いているレコード。ジャケットの絵が懐かしいような悲しい感じで何とも言えない。裏ジャケットのクレジットによるとこの1954年ブリュッセル生まれのDominique LawalreeはWurlitzerやYAMAHAのシンセサイザーCS80を使って独りで録音しているらしい。曲名「Rainy Sunday」「Please do not disturb」「Now peace of beatle john」も良い感じでグッとくる。立花ハジメさんがウーリッツアーだけで録音したアルバム『Low Power』も似た雰囲気があるがこのアルバムには勝てない。

Sheena&Rokkets
#1(1978)

シーナ&ロケッツはどれも必聴で一家に一枚だが、どれか一枚と聞かれたらまずこれを薦める。 『@HEART』にも収録されている「Train Train」を含む全14曲。「シュガーリー」、チャック・ベリーの「Come On」といったカバーのセンスの良さには脱帽だ。

Masayoshi Takanaka
Horizon Dream Vol.1(1981)

夏になると必ず聴くアルバム。高中正義さん以外にCARIOCAと先日大麻事件で捕まった深町純さんの曲を収録している。全体を通 して気持ちよく聴ける。メキシコへ渡った時にも持っていった愛聴盤。

Dan Penn
Moments From This Theatre(1998)

彼はThe Dark End Of The Streetなど数多くの名曲を作った。これはダン・ペンが弾くアコースティック・ギターと唄、長年のパートナーSpooner Oldhamのエレクトリック・ピアノ、ウーリッツアーだけで録音されたライブアルバム。声質はエリッククラプトンに太さと艶が加わった感じ。2000年お正月に伊東ミキオ君から借りてからの愛聴盤。

Elvis Costello
Live At ElMocambo(1978)

1曲目の「Mystery Dance」から最後の「Pump It Up」まで全力疾走という感じのアルバム。あっという間に全14曲を身体を動かして聴いてしまう。ロックが好きと自称するなら一度聴いておかなければいけないアルバムだ。